こんな奴知らねぇなぁ〜

　３軍練習に参加したドラ５ルーキーは短距離ダッシュやキャッチボールなどで調整。フェニックス・リーグへ「しっかり結果を残したい」と意気込んだ。（Ｇ球場）

　巨人のドラフト５位右腕・高田萌生投手（１９）が１１日、みやざきフェニックス・リーグの韓国斗山戦（生目第２）で同リーグ初先発し、４回１安打無失点と好投。最速１４７キロの直球を軸に３三振を奪い、大器の片りんを見せ「来季、１軍の舞台に立ちたい」と２年目の鮮烈デビューに向け、宮崎での成長を誓った。
　力強い直球でねじ伏せた。初回１死、１４７キロの直球で二ゴロに打ち取ると、続く打者には１４５キロの直球で空振り三振。「持ち味はあくまで真っすぐ。力のある打者に、真っすぐでどれだけいけるかを考えていた」。真っ向勝負で４回６２球で、三塁を踏ませなかった。
　最速１５４キロを誇る大器だ。今季は３軍での先発が主だったが、東京Ｄ開催の８月２４日、イースタン・ヤクルト戦では先発で３回無安打無失点。最速は１４８キロと高い将来性を披露した。

　それでもクリアすべき課題は多い。この日は２四球。今季は３軍で４勝５敗、防御率３・１４とした一方で２軍では２試合で１敗。「持ち球の精度を上げていかないと、上のレベルでは通用しない」と自覚を強めた。豊田２軍投手コーチは「まだ、制球、フィールディングなど全体的に足りない部分を上げていかないと」とさらなる成長を求める。
　同リーグは１１年に宮国が、１４年に田口がそれぞれ高卒１年目に経験。翌年に１軍デビュー、プロ初勝利をマークするなど２年目の飛躍につなげた。「下半身の柔軟性を上げて球の力を強くして試合では内容を求めたい。追い込まれた中でどれだけ結果を出せるかを突き詰めたい」。１９歳の剛腕は、この秋を必ず飛躍に結びつける覚悟だ。
　◆高田　萌生（たかた・ほうせい）１９９８年７月４日、岡山・新見市生まれ。１９歳。小３からソフトボールを始め、高知・明徳義塾中では軟式野球で３年春に四国大会４強。創志学園高３年時には春夏連続で甲子園出場。投げ方がそっくりなことから「松坂２世」と称された。今季は２軍で２試合に登板し１敗、防御率５．４０。１７８センチ、７８キロ。右投右打。背番号５３。年俸５００万円。

もえお

　前回先発した１１日の斗山戦（生目第２）では４回無失点と好投した。この日、ブルペンで約７０球投げ込んだ高卒ルーキー右腕は「変化球の精度をもっと上げていきたい」。（宮崎）

　巨人の高卒ルーキー・高田萌生（ほうせい）投手（１９）が２３日、２軍の練習試合・阪神戦（宮崎生目第２）に先発し、５回５安打２失点と好投した。相手の虎打線は今年１軍を経験した選手がズラリと並んだが、堂々と攻めて来季への明るい光を見せた。
　この日の阪神打線は１番から高山、植田、糸原、大山、中谷、原口、陽川、梅野、江越並び、ほぼ１軍メンバー。高田は臆せず真っ向勝負を挑んだ。初回にいきなり高山に三塁打を浴びて無死満塁となるも、大山の併殺打の間の最少失点。２回に原口にソロを浴びたが、それ以降は本塁を踏ませなかった。４回には１軍でもクリーンアップを打った大山、中谷を連続三振。大器の片りんを見せた。
　高田は創志学園高からドラフト５位で入団した右投手。高校時代は甲子園で活躍し、フォームが似ていて自身も憧れを抱いていることから「松坂２世」と称された。１年目の今季は主に社会人や独立リーグと試合を行う３軍で２１試合に登板して４勝５敗１セーブ、防御率３・１４。２軍のイースタン・リーグ公式戦でも２試合に登板して経験を積んだ。

　現在２軍はみやざきフェニックスリーグに参加しているが、雨のためここまで予定されていた１２試合中６試合が中止。実戦の場を設けるために阪神との練習試合が組まれた。将来性豊かな高田の好投は大きな収穫だった。

　巨人のドラフト５位右腕・高田萌生（ほうせい、１９）が２３日、阪神との練習試合（生目第２）に先発。５回５安打２失点、４奪三振で「上のレベルを見ることができました」と目を輝かせた。
　２点ビハインドの４回、大山をフォークで、中谷をスライダーで空振り三振。５回１死一、三塁では高山のバットも空を切らせた。今季３軍で２１登板、４勝５敗、防御率３・１４。ピンチの時こそ空振りを取りたいと悩んでいた時、菅野にスライダーのコツを教わった。「チョップするように腕を振るんだよ。スピンをかけるように球をきるんだ」。この助言をきっかけに自分の武器とし「今日は結果につながったと思う」と笑みがこぼれた。
　三振を奪った相手は２１日に阪神の練習を視察した由伸監督が熱視線を送った若虎たちだ。「来季は２軍に上がって結果を残さないと。いつか１軍の舞台で菅野さんとプレーしたい」。夢を抱き、高田は投げ続ける。

　３０日のフェニックス・リーグ、中日戦（ひむか）に先発予定の右腕はブルペンでフォームを確認するなど調整。「今シーズン最後の実戦になるかと思うので、良い形で締めくくりたい」（宮崎）