巨人の高田が17日、川崎市ジャイアンツ球場で投手練習に参加。ブルペン入りし、約40球の投球練習を行った。19日のオリックス戦（東京ドーム）で今季初登板初先発を迎える予定の右腕は「素晴らしいバッターもいますし、足のある選手も多いというイメージはあるんですけど、いつも通りに自分の力を出していくことが今、一番大事かなと思います」と意気込んだ。
　チームは交流戦で、桜井や今村など若い先発陣が躍動。20歳は「率直に凄いなと思いますし、負けていられないという気持ち」と闘志を見せた。
　今季は春季キャンプを1軍でスタートさせるも、後半から2軍降格。悔しさをばねにファームでは直球の強さを磨いてきた。「今までファームでやってきたことに自信はある。どこまでできるかという楽しみはあります」。昨年7月29日の中日戦以来プロ2度目の登板で初勝利を目指す。

巨人高田萌生投手（20）が、「日本生命セ・パ交流戦」の優勝争いを繰り広げるチームの勢いを加速させる。17日、川崎市のジャイアンツ球場での投手練習に参加。
今季初先発の19日のオリックス戦（東京ドーム）に向け、ブルペンで39球投げた。同3連戦はともに25歳の今村が初戦、桜井が3戦目。1軍最年少右腕を加えた平均23・3歳ローテで勢いづけ、2位からの逆転優勝を目指す。
命運を握る大事な一戦で、今季初登板初先発のマウンドに上がる。19日のオリックス戦に先発する高田は、交流戦2位と好位置につけるチームに加わる重みを受け止めながら「（優勝に）貢献したいのが一番。そういう場面で使っていただけることに感謝してますし、自分の持っているものを全部出せたらと思います」と気持ちを高ぶらせた。
悔しさを糧に成長し、勝負の時を迎える。春季キャンプは1軍だったが、実戦で結果を残せず、開幕は2軍でスタートした。「自分の力を出し切れず、悔しかった」。課題とされたセットポジションでの投球を見直し、下半身と上半身の連動を意識したフォームにし、直球の精度も向上。2軍では3勝3敗、防御率2・29と好成績を残した。

昨年の悔しさもぶつける。7月29日の中日戦で初登板初先発。2回6失点とプロの洗礼を浴びたが、2度目の登板に「1回経験してる分、気持ちの違いはあると思います」と話した。10日には、地元の岡山・新見市の「ふるさと大使」就任も発表。「活躍することがいいニュース、発展にもつながるのかなと思うので、結果を残したいです」と意気込んだ。

　１９日のオリックス戦（東京Ｄ）で、今季初登板初先発する巨人・高田萌生（ほうせい）投手（２０）が１７日、直球勝負をテーマに掲げた。昨季の１軍デビュー戦は２回６失点ＫＯ負け。今春キャンプでは２軍降格。大きな壁にぶちあたり、ファームでは直球の精度を見直した。「自分の持ち味だと思うので出していきたい」と飛躍の一歩へ、決意を込めた。
　高田は屋外ブルペンに入った。静かなＧ球場に乾いたミット音が響いた。迫ってきたプロ２度目の１軍先発へ。右腕は素直な思いを吐露した。
　「（緊張と楽しみ）どっちもあります。今までファームでやってきたことに自信はあるので、どこまでできるかという楽しみはありますし、不安も少しはあります」
　今春のキャンプは１軍スタートだったが、那覇キャンプ直前で降格。もう一度ファームで自分を見直した。
　「キャンプで自分の力を出しきれてなかったので、すごく悔しい部分があった。そこはやってきたので普段通り出せたらいいなと思います」

　一番に課題に挙げたのは直球の精度。投げる時の下半身と上半身の連動を意識したフォーム作りを見直し、ネットスローで毎日調整した。セットポジションで球威が落ち、制球が乱れることも課題だったが、手応えは十分にある。
　「まっすぐの精度はキャンプの時期から変わってきたと思う。セットのピッチングもキャンプより良くなっていると自分では感じている。変わったところを見せていきたい」
　先発した４日のイースタン・日本ハム戦（Ｇ球場）では３回１失点。投げ合った吉田輝は３回６失点だった。だが、持ち味の真っすぐ主体で調整したドラ１右腕は、次の登板となった１２日の１軍デビュー戦で全８４球中、真っすぐを８０％の割合で勝負。広島打線を押し込み、初勝利を飾った。
　最速１５４キロを誇る高田ももちろん、「（直球は）自分の持ち味だと思うので出していきたいと思います」とねじ伏せる覚悟だ。１２日のイースタン・ヤクルト戦（同）では直球主体で７回２失点８Ｋ。イメージは出来上がった。

　「（優勝に）貢献したいのが一番。そういう場面で使っていただけることに感謝の部分があるので、自分の持っているものを全部出せたら」。期待を背負いながら、成長した姿を披露する。

　１９日のオリックス戦（東京Ｄ）で、今季初登板初先発する巨人・高田萌生（ほうせい）投手（２０）が１７日、直球勝負をテーマに掲げた。昨季の１軍デビュー戦は２回６失点ＫＯ負け。今春キャンプでは２軍降格。大きな壁にぶちあたり、ファームでは直球の精度を見直した。「自分の持ち味だと思うので出していきたい」と飛躍の一歩へ、決意を込めた。
　高田は「１軍」という大きな壁にぶち当たっていた。昨季は２軍で１１勝２敗、防御率２．６９、２完封、３完投をマークし、最多勝、最優秀防御率、最高勝率を獲得。下では“無双”状態という中での１軍デビュー（昨年７月２９日、中日戦＝東京Ｄ）は２回６安打６失点。２軍でファウルやストライクを取れていた直球はいとも簡単に前に飛ばされ、盗塁は３個も許した。今年の春季キャンプは１軍スタートも途中で降格。ショックを受けながらも向上心だけは突き抜けていた。

　少しクールで、感情を前面に押し出さないタイプだが、その行動力にはいつも驚かされた。上原氏には憧れの中日・松坂の連絡先を聞き、オフの自主トレを願い出た。「ただ憧れているから、一緒に練習がしたいから」という理由ではなく、野球がうまくなりたい、もっと上に上がりたいという一心だった。
　２０以上も年が離れた上原氏に積極的に話を聞きに行き、松坂にもメッセージで質問していた。「たくさんのことを教えていただいた。１軍で活躍できるように、投げている姿を見てもらえるようにならないと」。その目力はとても強く、頼もしさも感じた。最大限の力を出し、１軍のマウンドで躍動する姿が楽しみだ。

彼が一番不本意じゃないですか。50点！でももう一度チャンス与えるぞ、と言いました。2人で話して、もう少しカウント作れと。初球ストライク率20％くらいじゃないですか。しかしながら我々も彼には絶大な希望を持ってますし、9連戦のどこかで彼を当てはめようと思ってます

変化球でストライクをとれずにカウント不利の状況にしてしまったことが一番の反省点です。完璧なボールをもとめすぎて、攻める大胆な投球ができなかった。課題を克服できるように、もっともっと考えないといけない。中継ぎの皆さんに迷惑をかけてしまいました