051 背番号6の先輩で、93年に同じ金沢での同カードでサヨナラ弾を放った、OBの篠塚和典氏(58)をほうふつとさせるメモリアル弾を放った。「なかなか来ることができない球場で、いい打撃を見せられて良かったです」。10年8月31日、金沢での同カードでも先頭打者アーチを放っていた。坂本がこの日の試合前、グラウンドに姿を現すと「カッコイイ〜」と叫び、涙する女性ファンも出現。6回先頭からは左前にはじき返しマルチ安打として、金沢のG党を喜ばせた。 運動量の多い遊撃のポジションを務めながらも、ホームランには人一倍のこだわりがある。球団のショートで、最長となる連続2ケタ本塁打にも「そこはもっともっとやれると思って、頑張っていきたいです」と言い切った。一発を量産するパンチ力に、勝負強さを兼ね備えた3番打者のバットが、リーグ4連覇のカギを握る。 匿名さん2015/09/03 21:24
052 巨人の坂本勇人内野手(26)が3日、リーグ4連覇にかける胸中を激白した。残り20試合とシーズンは佳境に入ったが「優勝しかない」と3位からの逆転Vを宣言。4日からDeNA3連戦(横浜)。絶好調の3番打者が打線をけん引し、王貞治、長嶋茂雄のONが中心となって達成したV9以来となるチーム4度目のV4に突き進む。 決意に満ちた表情だった。東京行きの新幹線を待つ金沢駅のホーム。坂本の視線は、4日からのDeNA3連戦(横浜)に向けられていた。 「ここからは一試合一試合、ひとつのミスが命取りになる。優勝するためにベテランから若手まで全員が一丸となって、しっかりと戦っていきたい」 シーズンは残り20試合で巨人は3位につける。前半戦からセ・リーグは史上まれに見る大混戦となっており、優勝争いは10月までもつれる可能性も高い。ONを擁して達成したV9(1965〜73年)以来のリーグ4連覇へ、強い決意で戦っていく。 匿名さん2015/09/04 22:29
053 「自分でも、ここまでどのチームもゲーム差がないシーズンというのは経験したことがない。どのチームにもチャンスはあると思うし、逆に言うと最後まで本当にどうなるかは分からない。ここまで来たら『優勝しかない』という強い気持ちを持って、最後まで諦めずにやっていく」 2日のヤクルト戦(金沢)では、初回に小川から左越え10号2ランを放ち、巨人の遊撃手で最多タイとなる7度目の2ケタ本塁打を達成。4試合連続ヒット中で、最近5試合では打率4割2分1厘と打撃は右肩上がりだ。 「状態は少しずつ良くなってきている。ずっとピッチャー陣に頑張ってもらっているので、少しでも援護できるようにしたい」 勝利打点はすでに昨季を上回る自身最多、チームトップとなる15度をマーク。得点圏打率3割2分2厘とチャンスに強い。 「チームとして見てもタイムリーが出ていなかったり、得点できなかったりとみんなずっと悔しい思いをしてきた。いいところで回ってきたら、積極的に思い切り、自分で試合を決めてやろうというぐらいの気持ちでやっていく」 匿名さん2015/09/04 22:30
054 今季は阿部からその座を受け継いだ“キャプテン元年”。遊撃の守備ではマウンドの高木勇、田口、ベンチではドラフト1位ルーキーの岡本ら後輩に声をかけるシーンも目立つ。 「周りを見てプレーすることは今までも意識してやってきたこと。気が付いたことがあったら、年下の子たちにはどんどん言うようにしている」 休養日のこの日、帰京したナイン。坂本は体のケアなど静養に充てた。 「まずはあした、DeNAとの初戦にしっかりと勝って、勢いに乗っていきたい」 シーズン佳境で最高のプレーを見せ、最高のフィナーレを飾る。 匿名さん2015/09/04 22:31
056 巨人・坂本勇人内野手(26)が9日、セ・パ両リーグが制定する「スカパー! サヨナラ賞」の8月度を受賞した。坂本は8月1日の中日戦(東京D)、1点を追う9回1死満塁から左中間へ、逆転サヨナラ二塁打。通算7度目のサヨナラ打で初受賞となり「選んで頂いて感謝しています」と笑顔を見せた。 同賞は、月間を通じてインパクトあるサヨナラ打を放った選手を表彰するもので、パ・リーグは、同11日のオリックス戦(ヤフオクD)で逆転サヨナラ3ランをマークしたソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)が受賞。両選手にはトロフィーと賞金30万円が贈られる。 匿名さん2015/09/09 20:44
058 巨人の坂本勇人内野手(26)が10日、11月に日本と台湾で初開催される国際大会「プレミア12」へ向けた野球日本代表・侍ジャパンの1次登録選手に選出された。この日、1次ロースター45人が発表され、巨人から菅野、沢村とともにメンバー入り。「光栄です。最終メンバーに選んで頂けるように精いっぱい頑張り、日本代表としてしっかり貢献できるようにしたいです」と力を込めた。今後は10月上旬に最終メンバー28人が絞り込まれ、11月5、6日にプエルトリコ代表と強化試合(ヤフオクD)を行う。 匿名さん2015/09/10 19:09
059 黄色一色に染まるスタンドもろとも、強烈なダメージを与えた。坂本が豪快な一発で、猛追する虎を突き放した。「1点差になった直後に、打てたことが大きい」。4―3の8回1死。フルカウントから4試合ぶりの左越え11号ソロを放った。1点差に迫られた7回裏、ポレダの降板とともに「蛍の光」の大合唱を始めた右翼席。背番号6がダイヤモンドを一周すると、その声はすっかり静まりかえっていた。 前夜の悪夢を消し去った。惜敗した9日の同カード、同点の9回2死三塁、追い込まれてから呉昇桓の直球に詰まらされて中飛に倒れた。勝負を分けたのは初球、低めの150キロストレートをファウルにしたことだった。「追い込まれたら、変化球も頭に入れながらになる。甘かった初球がすべてだね」。一夜明け、試合の終盤で値千金弾。「しっかりとボールに入っていって、うまく打つことができました」。阿部とのアベック弾は5月26日の西武戦(郡山)以来、今季2発目だった。 匿名さん2015/09/11 11:03
060 忘れられないシーンがある。2年目の08年。初の全試合出場でリーグ優勝に貢献し、初体験した“ビールかけ”だ。「自分はソーダ水でした」。19歳10か月だったため、「ビールをかけないで下さい」と書かれたタスキをかけ、口には「×」マークのついたマスクをつけた。会場の隅にいた自分のもとに、次々と先輩ナインが炭酸水をかけに来てくれたことが、うれしくてたまらなかった。 あれから7年、阿部から主将の座を継承した。立場は180度変わり、頼れる先輩や後輩と歓喜の瞬間を味わいたい、その一念しかない。この日は7回の守備でショートの定位置から2度マウンドに行き、後輩の宮国を励ました。8回の攻撃が始まる前には、前を打つ片岡に「二人で打ちましょう」と約束。自ら有言実行のホームランを打ち、ベンチ裏では笑顔でハイタッチを交わした。 「これからは一試合一試合、一勝一勝すべてが大事」と坂本。若きキャプテンが、逆転Vの扉をこじ開ける。 匿名さん2015/09/11 11:05