
自民「長い目で見れば国民民主も大事」 7年度予算成立へ、勢い増す国民と維新をてんびん
2025/2/11
昨年10月の衆院選で「少数与党」に転落した自民党は、政策実現を図るための協力相手として国民民主に接近した。同11月には103万円の壁引き上げやガソリン減税を検討していくことで国民民主と合意し、6年度補正予算案への賛成を取り付けた。
その後の税制協議は停滞している。自民、公明、国民民主3党幹事長は、国民民主が主張する178万円までの引き上げを目指すことで合意したものの、7年度は123万円までにとどまったことに国民民主が反発。昨年末に協議が決裂したまま、1カ月以上、再開に至っていない。
自民関係者からは「維新とうまくやっていけばいい」との声も漏れる。
与党にとって予算案の衆院通過が今国会での最初の関門となるが、その後も企業・団体献金の扱いを中心とした政治改革や選択的夫婦別姓など野党の協力を必要とする課題が連続する。自民幹部は「予算を通すだけなら維新だけでいいが、長い目で見れば国民民主も大事だ」と話す。
2025/2/11
昨年10月の衆院選で「少数与党」に転落した自民党は、政策実現を図るための協力相手として国民民主に接近した。同11月には103万円の壁引き上げやガソリン減税を検討していくことで国民民主と合意し、6年度補正予算案への賛成を取り付けた。
その後の税制協議は停滞している。自民、公明、国民民主3党幹事長は、国民民主が主張する178万円までの引き上げを目指すことで合意したものの、7年度は123万円までにとどまったことに国民民主が反発。昨年末に協議が決裂したまま、1カ月以上、再開に至っていない。
自民関係者からは「維新とうまくやっていけばいい」との声も漏れる。
与党にとって予算案の衆院通過が今国会での最初の関門となるが、その後も企業・団体献金の扱いを中心とした政治改革や選択的夫婦別姓など野党の協力を必要とする課題が連続する。自民幹部は「予算を通すだけなら維新だけでいいが、長い目で見れば国民民主も大事だ」と話す。